東北みちのく遠征→温泉!2010/01/18 04:43

 東京の山仲間からTELがあり、以前札幌の拙宅で食べた「カスベ」の煮こごりが旨かったというので、近くのスーパーで大量に買い込み送った。レシピもネットで出して贈る。関東ではお目にかからない魚だ。

TELの本題は、「東北秋田・角館と青森・鯵ヶ沢の温泉に行こう!」、「了解!」温泉、東北となると話は早い。
東京時代の山岳会で温泉部長の彼と、副部長のワタシ(二人で勝手に作った組織?)
二人ともに、今や全国的に有名な、札幌国際大学の松田忠徳教授の大フアンである。

勢い余り、札幌に転居するや否や、大学の社会人講座に入学してしまった。東京に残されたカレは悔しがって泣いていた。
ところが、ところがです! 教授は忙しすぎて社会人相手の講座は持てないと言うのだ。その内にと言うが、どうなる事か?

 会社の札幌支店勤務時代、温泉キチが集まり、金曜日の夕方苫小牧に車で走る。駐車場に車をデポし、23:00の八戸行きフェリーに乗る。帰りは日曜日23:00発、苫小牧に月曜日6:00に着く。3泊(内2泊は船)4日の豪華旅だ。月曜日、車内で背広に着替えて、何食わぬ顔で出社する。周りの連中はあきれている。

早朝6:00に八戸の駐車場にレンタカーがポツンと停車している。仲間の一人が営業力を発揮して、レンタカー会社に無理を言い、鍵をマフラーの下にガムテープでとめておけと指示をしたらしい。指示する方も無理難題だが、受ける方も商売熱心と言うものだ。


 
船は快適だ。酒とつまみを買い込み、即宴会。寝るときは周囲に客が沢山いたが、目を覚ましたら殆どいない。我々のいびきがうるさくて避難したそうだ。


 遊びにはしっかりした計画と哲学?が必要だ。
「日本の秘湯」が愛読書である。スタンプ帳を片手に青森、秋田、岩手、宮城、山形、福島、新潟と軒並み車で走り回る。1ヶ所の温泉に15分、次ッ!忙しい。

1日5~6ヵ所が限界だ。そのような事を繰り返すうちに、全国の温泉と山に登りたくて、転勤願いを会社に出した。
 
会社もあきれていた。一人ならずも10人以上が「転勤願い」を出したからだ。人生、熱意あるところに結果も現れる。。。東京の社宅マンションは全員が東川口を選ぶ。遊びに全員近い所が便利!

おかげで全国の山を登り、温泉も・・・ 幸せだった。

ついたあだ名が「釣りバカ日誌」のハマちゃん山男! 釣りと山の違いだけだ。 面倒だから、会社名は?と聴かれると、「鈴木建設 営業3課」と応える。
山岳会のメンバー半分は未だに「スズキケンセツ」と信じている。



 スタンプ帳の写真は山形県「姥湯温泉」の野天風呂。
「これこそ秘湯だッ!」 スイッチバック方式で登る車の運転は緊張の連続、それほど秘湯の場所なのだ。周りは奇岩のそそり立つ南画そのもの。標高1300mに建つ温泉宿は雪と春の洪水で10数回流されたと言う。 まさに秘湯!