・感動の世界 マッターホルン ― 2024/02/02 16:02
マッターホルンのお膝元にある有名な観光地、人口6,000人ほどの山岳リゾート、ツェルマット。 今では年間およそ200万人もの観光客が訪れている。
マッターホルンは、アルプス山脈に属する標高4,478mの山。
マッターホルンという名称は、ドイツ語で牧草地を表す「matt」と、山頂を表す「horn」に由来している。
マッターホルンの切り立った北壁は、アイガーおよびグランド・ジョラスと合わせ三大北壁と呼ばれる。
1865年、エドワード・ウィンパーらで初めて登頂に成功した。
マッターホルンは技術が必要であるものの熟練登山家にとってそれほど難くないとされている。
部分的に補助用ロープが張られている部分さえある。しかし未熟な登山者による岩場からの滑落や遭難などで、年間何人かの登山者が命を落としている。
ヘルンリヒュッテ
標高3260mに建つ定員170名の山小屋。何度も建て替えられて、トイレとシャワーが各階に設けられた。
ソルベイ避難小屋 4,003m
マッターホルン登山は時間との勝負
夜明けから登りだし、雪が融けないうちの午前中に下山する。
頂上に立つ登山者
・感動の世界 地下教会 ― 2024/02/09 10:33
アフリカにおいて最大の宗教はイスラム教、その割合はアフリカ全人口の50%。一方、キリスト教は第二位、その割合は38%。
昔から二大宗教での攻防が続いてきた。特に代表されるのはスペインなどのイベリア半島でのレコンキスタ(再征服)である。
エチオピアは、4世紀にキリスト教が伝来して以降、周囲をイスラム諸国に囲まれながらも、アフリカにおいて当時は唯一のキリスト教国。
エチオピア:ラリベラの岩窟教
会群 何と地下に11ものキリス
ト教会。
それらは手で23年かけて彫り上
げられた。
11か所の教会が地下に造られた
標高2600mの高地にあるラリベラは人口17,000の小さな町。
ラリベラの教会群はヨルダン川を境に第1グループ(6つの教会)と第2グループ(5つの教会)の大きく2つに分かれている。
ヨルダン川は本家のイスラエルとヨルダンに流れる「ヨルダン川」にちなんで名づけられている。川というより頼りない細い川ともいえる。
エチオピア正教会のキリスト教徒が全国各地から一生に一度の巡礼に訪れる。
ラリベラの人口は2万人以下。しかし、1月初旬の「ゲンナ」と呼ばれるエチオピア暦のクリスマスになると、その人口は5倍に膨れあがる。神を求める巡礼のために来た人々だ。イスラムではないが「神は偉大なり」か!
イスラム教国に囲まれたエチオピアのキリスト教信者は、異教徒の襲撃を避けるために、このような教会を造ったという。ラリベラはエチオピアのキリスト教にとって崇高な場所であり、現在も巡礼と信仰の場として崇められている。
何と11棟の教会が硬い岩をくりぬいて手で山肌に彫り上げられた。完工には23年を要した。遠くから見ることはほとんど不可能で、北方から侵攻してくるイスラム教徒から隠れて礼拝する安全地帯をキリスト教徒に提供した。
巡礼の人々はとても貧しく非常につつましい。お金を工面できた人は一生に1度の巡礼の望みを果たそうと、この場所にやって来る。エチオピアのさまざまな場所からやって来るが、食料以外ほぼ何も持たずに徒歩で訪れる人も多いという。
日が落ちると、数千本のろうそくに灯をともして礼拝が続く。「この世にめったにないほど非常に美しく詩的な光景で、ロマンチックでさえある」という。
巡礼者らは夜になると、ろうそくの光や星明かりを頼りに集団で祈る。大半の人はそのまま夜明けまで祈り続ける。
エチオピアとは!
1.アベベ・ビキラ のマラソン2大会金メダルなど、陸上に強い国。
2.コーヒーの樹、発症の国。
3.青ナイル源流の国。
4.地下に教会群がある国。
5.ソロモンとシバの女王の伝説。
6.人類最初の二足歩行ルーシー。
アベベ・ビキラ
有名な巡礼地
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