・my volunteer2023/05/13 09:37

このところ1か月は北海道でも春真っ盛り、若葉青葉が美しい。 
何時もの散歩コースを変更し、母なる川「石狩川」の支川付近を歩くことにした。この辺は春の山菜が豊富である。                        

      「石狩川」の支川     

           フキノトウが春一番

                フキノトウの天ぷらは香りが最高
       行者ニンニク

           こんなに食べると鼻血が出る?

滋養強壮のサブリなど不要。1本を取って生で食べると、体の中からジワッと力がこみあげてくるほどである。
                        醤油漬け
酒のお供には最高の珍味である。明日の活力増進に最適。

       フキ林

             フキの油炒め
淡白な山菜ゆえ、油炒めが旨い。


                      山ウド

      ウドは酢味噌和え

           ウドの葉は天ぷら
ウドはあくが強い。あくが強い人は共食い?

                     タランボ
これも天ぷらが良い。木のギザギザが痛いので気をつけねばならない。

   こしあぶら
山菜の女王と言われるこしあぶら、


             こしあぶら

                 こしあぶらのガーリック炒め
この世のものとは言えない美味しさに思わず舌鼓。

春の山菜は幼い頃からの自然の恵みでその味を覚えている。親や祖父母が戦前戦後の食糧不足を補うためせっせと取り、塩漬けにして冬の備えにもしていた。

現在、高齢者マンションに住んでいるが、私は一番若いとされる年齢層である。だから高齢の人は散歩も思うように行けず、まして山菜採りなどは無理である。
毎度山菜を取ってくるとお裾分けをする、するとお婆ちゃん方は嬉々としてうれしがる。思い思いの作り方でその返礼品が届く。決して期待しているわけではないが、受け取ってあげるのもボランティア?

春のボランティアはさらに続くのである。。

・でめんさん2023/05/26 11:34

季節労働者の事を主に、男は出稼ぎ、女は「でめんさん」と北海道では呼ばれていた。

「でめんさん」と言う言葉は、何時頃から呼ばれることになったのかは定かではないようだ。

「でめん」は「顔出しする」という意味の「出面(でづら)」の語が変化した言葉のようと、ネットでは説明がある。

    農家で働く「出面さん}

友人が毎年、市の貸出農園を借りてトマトやジャガイモを作っている。
そこで人手が必要なので「毎日が日曜日」の私にお呼びがかかる。

いわゆる「出面さん」の登場である。半分冷やかしや遊び半分なのだが、鍬やスコップを使い力仕事を一時間もすると腰はいたくなるし、長続きしない。

                    市民農園

ようやく終了するとお待ちかねの「出面賃」と言う報酬が待たれる。

何とこれが近くの店で売っている「ソフトクリーム」一個。
                 出面さんの報酬はこれ1個

あまりにも「ソフト」すぎる報酬である。
雇用主は言う。健康と大自然のオゾンを吸えたじゃないか、ありがたく思えと。 トホホッ!

・躑躅2023/05/28 14:40

この字を躊躇なく一発で読める人はかなり歴史好きか、相当の学がある人である。

躑躅 漢字の由来
「躑(てき)」は、あしぶみする、「躅(ちょく)」も、あしずりする。
「躑躅(てきちょく)」とは、歩行の進まない状態、あしぶみを意味するという。そして読み方は「ツツジ」と言う。


ツツジは漢字で「躑躅」と書くが、「見る人が足を止めるほど美しい」といういわれに由来するという。

山梨県の躑躅ヶ崎の地にあったことから「躑躅(つつじ)ヶ崎の館」と呼ばれた。ご存じ、戦国大名 武田信玄の居城である。

花の「ツツジ」の話に入る。

花名ツツジは、花が筒状になっていることから「ツツジ」とつけられたといわれる。花名の由来はその他にも、花が連なって次々咲いていく様子から「続き」が語源となり変化していったともいわれる。
 
花香る北海道函館の五月は「恵山」(えさん)のツツジが見頃である。
毎日が退屈な連中で花見見学に行った。

        山全体がツツジに覆われている

              標高618mの活火山「恵山}

北海道の花の100名山である。太平洋に突き出すように位置している。

この時期、ミニ登山をする人が多い。登山口から行けども行けどもツツジの花のアーケードの下を歩く。そして右も左にも赤と白のツツジが咲き乱れ、これぞ桃源郷。

・函館2023/05/28 15:28

5月、恵山のつつじ祭りを見た後、最近函館のホテル朝食が評判であるので、通常は湯の川温泉を利用すのだが、函館駅界隈のホテルとした。

昭和天皇が宿泊したという「函館国際ホテル」最上階に温泉

他建ての市内を見渡せ、夜は函館夜景に見惚れる。

        イクラは文字通りいくら食べてもOK

ホテル側では原価が高いので殆ど利益がありませんと言う。しかし客の評判は大好評。物価高のこの時期、贅沢はこの場所で。

              この際「遠慮」と言う言葉は忘れよう


         席の戻るとしっかり小鉢セットまで用意

全国朝食の美味しいベストファイブに、函館の3ホテルが選ばれているという。
ここは和食の魚介類が豊富に並べられている他、和洋中華コーナーがあるのだが、殆どの客は「いくら」の前から離れない。

チェックオフの後、仲間たちは本日の昼食はいらない、と言っていたが、昼には有名なイカメシ店でビールを飲みながら・・・残すと、ウクライナの子供たちにもあげたいな~  飽食の日本人は反省!

・五稜郭2023/05/29 10:07

五稜郭は春、サクラに始まりツツジ、藤と咲き乱れる。

      五稜郭とツツジ

               藤棚

藤棚の下を歩くと甘い香りがたまらない。


                   二色の藤

        五稜郭と藤


                   塩ラーメン

花より団子ならぬ、函館は塩ラーメンの街。

北海道を代表するラーメン。

味噌ラーメンの札幌、醤油ラーメンの旭川、そして塩ラーメンの函館と「通」の間では決まっている。

中でも函館では、滋養兼の塩ラーメンが定番である。観光客も思わず唸るこの味、やはり函館に来てよかった~

花とグルメの旅を終えた。