・パスポート2023/04/01 09:15

コロナが一段落したので海外旅行! と思ったが、海外旅行への意欲が喪失していた。原因は他にもある。コロナ発生の3年前まで144カ国制覇していたが、残るのは危険地域、内乱地域、戦争地域が殆どである。

144地域は地図の通り。赤い点をつけてある。アフリカが一番まだ多く残っている。


最初は登山でヨーロッパアルプスのスイス、イタリア、フランスや、ネパールヒマラヤに足しげく通っていたのでその数通算にすると200カ国は優に超えている。

途中から「国盗り」と称する人達と親しくなる。世界の国をすべて回るので「国盗り」という。その数196カ国。いつの間にか自分も後を追っていた。

だからパスポートは増刷や更新で何冊も残っている。
         左は5年、右の赤が10年のパスポート

アフリカや南アメリカは遠く、言語も不安なので特殊なツアー会社を使う。10年前位までは参加者のメンバー表が配られ、そこには名前、住所、電話番号がメンバー同士の友好のため記されていた。しかし個人情報とかで今ではない。

少ない時で10人未満、多い時は30人。何度も行っていると名前や顔がすぐわかる。

ここで一つの特徴が現れるのである。
都道府県別出身者である。やはり東京、神奈川、千葉の関東組が多く、次が大阪、京都と続く。

             東北7県が目立つ

不思議なのは東北7県の人とは過去に2組しか記憶にない。
そこで「パスポート保有率」なる統計を見てみた。東北7県は殆ど最下位にある。

原因は、あるインタビューで「東北人は漁業や農業など一次産業が多く、暇もなければ金もないからだ~」と当事者が語っていたのが記憶にある。

特質なのは沖縄、15位である。後に記すが預貯金が少ないのが沖縄でもある。
だがパスポート所有率は高い。本土復帰前は外国、そのためであろう。

パスポート=海外旅行=金がかかる。三段論法である。

では都道府県別の預貯金高を見てみる。

                   
預貯金高で一番多いのは東京である。首都でもあり、地理的にも国際空港を抱えており、また企業経営者も多く多種多様な人がいるので頷けよう。
 
ではその次の三重県、福井県、奈良県、愛知県、香川県は何故なのかを探ってみた。

   預貯金高の多い県

まず三重県。
                     伊勢神宮

まず恵まれた土地柄があげられる。伊勢エビ、ハマグリ、松坂牛、真珠、鈴鹿サーキット、そして伊勢神宮である。
全国から「お伊勢参り」参拝客が訪れ、その人たちを目当てに様々な商売が繁盛するのである。お金がたまるはずである。

次は福井県。

       機織り

福井県の女性は辛抱強く働き者と言われてきた。繊維産業が主の頃、女性は機織りで家計を支えた。女性の就業率は全国一で、共働きが多い。女性が働かないと近所で何かあるのではと悪い噂さえ出るという。

次が奈良県。

              奈良の大仏

奈良には東大寺や法隆寺、平城京跡など有名な観光地が沢山あり「大仏商法」で勝手に観光客がお金を落としてくれる土地柄である。県民は何をせずとも寝て暮らせるともいわれている。三重県同様、神仏は金を産む?

そして愛知県。

                      トヨタ

トヨタグループの本拠地で就職には困らない土地柄である。世界のトヨタは県民を幸せにしていると言えよう。

最後は香川県。

    一杯100円台の讃岐うどん

香川県と言えば「讃岐うどん」とにかく讃岐うどんの旨さは他に類がない。そしてその値段は100円台である。安くしないと県民に食べてもらえないのだ。

「香川県民は『堅実』、平たく言えば『ケチ』」というような話がまかり通っている。土地柄から倹約が生まれる。
山が多い香川県は水田が少なく、その代わりに小麦を作る。しかしこの地は雨が異常に少なくそのため「ため池」をたくさん作り備えている。

県民は小雨、水をためる=堅実、ケチ の図式ができるようだ。

他県のように昼飯に1,000円も使う人はいなく、香川県は100円チョイなのである。

最後の最後に、気になるのが預貯金高最下位の「沖縄」である。

海外旅行で沖縄の人と一緒したのは1度きりで、たった一人である。
沖縄人は海外に行くと、移住している人が特に南米などに非常に多い。
その理由は敗戦で沖縄では生活が苦しいためであった。

現在も苦しい生活が続いている要因は、基地が多くの土地を占め、企業が少なく失業率が高い。県民性として「テーゲー」(ほどほどに)、「なんくるないさ」(なんとかなるさ)の楽観的考えが県民を救っているのである。

青い海、海の透明度、サンゴ礁、花・・・観光ではNO1の沖縄県、未来はある。

たった一人の沖縄の男性、旅で10日も一緒であったが忘れえない方であった。予知能力が抜群の方で、2022年に亡くなった「経営の神様」稲盛和夫さんでさえ、経営の指針で迷うと参考意見を求められたという。

その方の不思議さ一つ、スーダンでの出来事、博物館で彼と休憩しているとき、イスラム国の外相会議のメンバー10人ほどが我々の前に来て立ち止まり、彼に挨拶をしたのである。初対面だと彼は言う。

二つ目、飛行機内での出来事、スッチーが何度も飲み物や食べ物を運んでくる。どうしてと聞くと、わからない、いつもなのだと言う。おまけに次の中継地でお食事をご一緒したいというのである。

髭ずら、男前でもない、時計もしていない、ジーパン姿。なぜだろう?

3つ目、ナイル川クルーズでの出来事。ペットボトルの水をナイル川に流している。日本のある川の水と言う。そしてナイルの水を代わりに汲み上げ、日本の川に流すのだという。???

                          ナイル川

彼は不思議に私の側から離れない。出来れば私にもその「予知能力」が移ってくれればと願ったが、所詮無理だった。

パスポートを持って様々な国に行き、様々な方とお会いするのが旅の面白さである。だが貯金は無くなった。






コメント

_ いつものはず ― 2023/04/06 09:30

「貯金は無くなった」(拠金の基準が不明ですが)・・・ 
  貯夢愛 「夢と愛」貯金の多寡ではなく 
 「夢と愛」を持ち続ければ、
 全宇宙と楽しく連携して生きていけるそうですが・¥・。

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