・ 心2019/05/16 15:29

「心」という字を使う熟語はたくさんある。


「安心」「真心」「以心伝心」「心酔」「親心」「虚心坦懐」「老婆心」などなど。
微妙なものもある。「出来心」「女心」「上心」「下心」「邪心」「よこしまの心」「心的外傷」などと言う医学用語まである。

さて、心は人間の体のどこの部分にあるのか?
心臓です、いや頭です、いやいや物事を考えるのだから腹である。


古代のプラトンやアリストテレスの時代から議論されているが、いくら科学が発達した現代でも解決されていないようだ。
本当に難しい、「心」とは。相手の心が読めれば解決できることが一杯あろうが・・・。

本題に入る。
「大相撲」の話である。 現在その「大相撲・夏場所」が行われている。

個人的なことであるが、国技と言われる「大相撲」、人気度が高い「お笑い系」、熱狂的にフアンが多いと言われる「韓流系ドラマ」
 
これらは私はほとんど見ない。時間が無駄、得るものがないからだ。まして相撲はモンゴルをはじめ、国技と言いながらも、行儀や精神、考え方まで日本の伝統に従っていないとか無理難題? 生活環境や国柄が違う人たちに押し付ける方がナンセンスである。プロレスのように娯楽だけで良いではないか。
 
韓国から「天皇が出てきて謝れ」とか、差し押さえとか、言いたい放題の国柄、いくら視聴率が高いからとテレビ局の姿勢が分からない。

本題がまたまたずれてしまった。
大相撲と「心」
それは懸賞金を貰う時の手刀と関係があると言う。祖父や父親が相撲フアンであったので、子供の頃は横目で見ていたが、勝った力士が行事から懸賞金を受け取る時に右手で左、右、中の順に手刀を切るのが習わしと言うらしい。モンゴルの元横綱がこれを左手で行った。おちょくられている。

相撲の発祥は「古事記」や「日本書紀」の日本神話の頃で、今から1300年前頃であると言う。そこで登場するのが「神産巣日神」(カミムスビノカミ)他三名の神様に手刀を切って御礼? を云う儀式だそうだ。

   日本神話の神様

ところがいつの時代からか、力士はその手刀を「心」という漢字を書きだしたそうである。正式には心の書き順になぞり、左、右、そして点々の二つを手でなぞるのだと言う。 知らなかった!!


こんなことも知らなかったら、「チコちゃんに叱られる」のチコちゃんに
「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と叱られそうだ。

その手刀を切るのと、懸賞金の取り方で何かと問題が多いモンゴル力士がいろいろと非難されている。万歳までフアンに強要した横綱までいる。


昔の哲学者も我々日本人でも「心」は? と問われても答えられない。
そんな中で、まともな教育さえ受けていない外国人相手に、目くじら立てる方が「こころ」が定まっていないのかも・・・


・不老長寿2019/05/17 11:13

現代の医学の進歩は目覚ましい。

札幌医科大学の本望修教授が「脊髄損傷は治療できる」が話題になっている。テレビで放映されたり、雑誌にも取り上げられている。

患者が事故で全身不随、動けない人たちが自分の脊髄液から採取したものを培養されて、それを静脈注射するとウソのように歩けるようになる。
新薬が保険適用になる。
脳梗塞やALS(筋萎縮性側策硬化症)、アルツハイマー治療も視野に入れているそうだ。

ジャーナリストの 森 健 氏は言う。
「昔、秦の始皇帝が長寿の薬を世界中探して回った。その答えは、自分の体の中にあったと言う事かもしれません」

    秦の始皇帝

一方、今や2人に1人は癌になる時代である。一昔前ならばガンと聞いただけで諦めたものであるが、全ガンの64.3%が治癒すると言う。新薬が開発されると何れこの比率は上がるであろう。

ますます長寿になるかもしれない。

現在、100才以上の高齢者が約7万人。しかも毎年2000人以上が増加している。
先の、始皇帝が亡くなったのは49才、時は違えど現代の日本は100才まで長生きする人が多くなってきた。実に始皇帝の倍も生きているのである。
多分、始皇帝はあの世で羨んでいるだろう。

ここに二つの社会現象がある。

1.中高年のひきこもり人口が100万人。実際は40才~65才の人が全国に
 200万人以上いるだろうと言われている。

                 ひきこもり

 ひきこもりの人は、親の財力等や福祉制度で働かなくとも家庭環境が恵
 まれているので、平均寿命は80才以上まで生きると言われている。

2.「少子化以前の大問題」がある。
 30代の内、150万人が「性交渉未経験」というデーターがあると言う。

 先進国の中では日本が突出している。理由の一部は働く場所がない、家
 庭を持っても家族を養う自信がないなど経済力や労働環境が原因らしい。
 人口減に拍車がかかる。
 日本の人口は1億2600万人、40年後の2060年には30%減少して8400万
 人と推論されている。

如何に医学が発展して日本が「不老長寿」の国になったとしても、人口が減り、ひきこもりが増えて、働かない人たちが増えたのでは経済の仕組みが成り立たなくなる。

なんか変な時代になってきました。