・中央アジアの英雄2012/07/03 15:21

 中央アジアの五カ国を旅してきた。
・・・スタンと言う国々である。カザフスタン、キリギスタン(今はキリギス)、タジキスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタンで、旧ソ連邦であったがその後独立した国々である。

        紀行文は→こちら

 
     中央アジア5カ国

 この地は、シルクロードの交差点で、歴代の英雄達が遊牧国家を蹴散らして領土を拡大した地域であるそうな。

 1206年(日本の鎌倉時代)、モンゴル帝国のチンギス・ハンが世界に最も広大な領土を手中に入れた人物として有名である。この中央アジアも被害を受けた国々である。

 チンギス・ハン率いるモンゴル帝国の戦闘ぶりは、「来た、壊した、焼いた、殺した、奪った、去った」と評されている。
 

 その「奪った」だが、チンギス・ハンは死亡するまでの40年間、多くの国を滅ぼしてはその国の女性を組織的に犯しては、略奪を繰り返したと言われている。
 アメリカのタイムス誌によると、今日まで彼のY染色体を受け継いだ男性は少なくとも世界で1600万人に及ぶと積算されることが明らかになったと言う。
 まさに、チンギス・ハン は人類史上最も多くの子孫を持つ蒼き狼と言う事が出来る。

 
             チンギス・ハン
 一方、1370年(日本の室町時代)には、ティムールが現れる。チンギス・ハンの遠い子孫であり、中央アジアを中心に領土を拡大したティムール朝の英雄である。

 ティムールもまた、奪い取った国の領主の娘を妻として姻戚関係を構築し、領土拡大を図っていた。実にその妻は判明しているだけでも45人、子供の数は計り知れないらしい。
                    ティムール


 チンギス・ハンとティムールの子孫となるのがバーブルである。インドのムガル帝国を築いた英雄である。
1526年(日本の安土桃山時代)から330年続いたイスラム王朝である。

 中でも有名なのは、第5代皇帝シャー・ジャハーンージ・マハルであろう。愛する妻の為に建てた廟は目を見張るものがある。

 ジンギス・ハンやティムールとはちと違う英雄である。
 
    シャー・ジャハーン
                    タージ・マハル
 

 しかし、忘れてならないのは彼らのルーツは日本人であると言う事。
チンギス・ハンは源義経であると言うのは余りにも有名?

5カ国を旅行して、一貫して驚くのは現地人の多くが日本人にそっくりな事である。とりわけ女性は美人が多く日本人そっくりである。紀行文の写真をとっくりと眺めて頂きたい。