・ア~ァ、ジンギスカン2014/08/30 10:06

本日の地方紙に「ジンギスカン値上げ」と掲載された。

       ジンギスカン鍋

アベノミクスだかアベノボッチャンだか知らないが、消費税は上がる、便乗値上げで物価は上がるで庶民は疲れ切っている。またぞろ原発が使えないからと電力会社は平気で何度も電気料を上げると言う。生活が大変である。

そこで新聞の記事にもどる。
北海道のジンギスカン有力店が値上げをするという話題。他も追随とか。
新聞の内容は下記の通り。

中国で羊肉の需要が高まり、オーストラリアなどからの羊肉の輸入価格が高騰しているためだ。業界では「ジンギスカンが庶民の味ではなくなる」との声も聞かれる。
日本国内で消費する羊肉の99%はオーストラリアやニュージーランドから輸入されている。
羊肉の輸入価格は2013年1月ごろから上がり始め、今年5月までに約5割上昇した。
食肉卸業者などは、13年にオーストラリアから中国への羊肉輸出量が前年比2.4倍に急増するなど、中国で需要が高まっていることが、値上がりの背景にあるとみる。
        中国の火鍋

中国では「火鍋」と呼ばれる羊肉料理が中間層の間で人気を集める一方、牧草地の砂漠化が進み羊の生産頭数が減少し国内需要をまかないきれなくなっているという。
北海道の飲食店では既にジンギスカンの食べ放題料金を約1割値上げしている。

以上が衝撃の新聞朝刊記事である。思わず眠気が覚めてしまった。
以前、オーストラリア、ニュージーランドを旅したが、羊の数が人間より数段多いので先ずビックリ!
ここで統計を眺めてみた。

   ニュージーランドの国道は羊が占拠

オーストラリアは羊が人間の3.4倍、ニュージーランドは7.3倍。下記の表を見てもわかるように羊の数が多いのはこの2カ国のみである。
それに反して日本の数字は羊が1万頭、いったい日本の農業・牧畜政策は何をしていたのであろう。きたるべく食糧難にどうするのか?

羊の頭数の多い国(2012年統計)

順位国名生産量(頭)   人口
1中華人民共和国(中国)1億8,700万 13億4000万  
2インド7,500万    11億9000万
3オーストラリア7,472万     2177万
4イラン4,875万     7789万
5ナイジェリア3,850万    1億7550万
6英国3,221万     6270万
7ニュージーランド3,126万       429万
8パキスタン2,840万    1億8700万  
9エチオピア2,548万     9087万
10アルジェリア2,519万     3500万
番外日本   1万    1億2647万

日本では羊肉は北海道以外では人気が無い。匂いを嫌うからである。道産子の私は道外の人達には羊は体によくありませんよ、と話題にしてきた。
それでなくとも羊肉は99%を輸入しているのであるから、ジンギスカンの美味しさを本州の連中が食べだしたら、こちらに回らなくなり困ると、ウソを言って来たのである。
しかし敵は本能寺、隣国中国はだませない。あの国は何でも食べる国だ。中国の人口は公称13億と言っているが、一人っ子政策で届をしない時期があり20億とも言われている。羊肉を今は中間層しか食べていないが、経済大国となりつつ中国である。全員が食べると日本のウナギやクジラの様に庶民の口には入らないだろう。
恐るべしは中国!

食肉で代表的なものは牛肉、豚肉、鶏肉、羊肉であろう。
ここで牛肉羊肉と同様、いずれ金持ち中国に食べ付くされるだろう。アメリカの牛肉はBSE問題で日本人は食べたくない。否食べられない。

羊肉も手に入らなくなる。鶏肉はイスラム国家16億人が食べるので、何れ手に入らなくなる。残るは豚肉だけか・・・


インド(人口13億)はヒンズー教で牛肉は食べない。イスラム教(人口16億)もチキン以外食べない。世界の人口は70億人、ここで中国も共産党が倒されて、ナントカ教の宗教になり、肉禁止令が発布されるとその数14億人。これら3カ国の人口合計が43億となる。世界の人口70億人の半数が食肉の規制が出来ると、日本人の食文化が豊かになるかもと、浅はかな夢を描いた。

提案!
最後の手段です。日本の国民は団結しよう! 夜寝る時に「羊が1匹、羊が2匹・・・」と数えてドンドン羊を増やし、今後の食料確保に努力しませんか。