・朝日2011/01/07 10:06

 画像は昨年の訪問先、メキシコ・カンクンで見るカリブ海から昇る朝日

明けましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いいたします。
昨年は海外遠征登山は2回のみで、山行がかなり減りました。
その分海外への旅行が増え、充実した1年でした。

特に中南米の景色に感動、また文明にも引き付けられた。
今年もマヤ文明を辿り、再びカンクンを訪れて周辺の国を巡りたいと計画中。

山には山の仲間が出来るが、旅行には旅行の素晴らしい仲間がこれまた出来る。
博学多識の方のお話を聞くことは、旅行のプラスαとも云える。

さて、今年はどのような方々と出会いがあるだろうか。

・山小屋2011/01/08 10:24

山の雑誌「岳人」1月号に、北アルプス燕岳(つばくろだけ)の頂上稜線に立つ
燕山荘(えんざんそう)が特集されていた。

長野県安曇野からの登山口を経て、2,763mの燕岳に登り燕山荘で1泊し、槍ケ岳、穂高連峰、あるいは常念岳に縦走する人気コースにある山小屋だ。

(輝く朝の燕山荘  写真提供:赤沼健至さんはオーナー)

                     夏の燕山荘

燕山荘は今年90周年を迎えると言う。多くの登山者の面倒を見てくれた山小屋だ。ここで働く若者は皆すこぶる明るい。生き生きしている。青春を生きていると言う事が伝わってくる。


         食堂

「泊ってよかった山小屋ランキング」と言うのがある。常にここは1位だ。
廊下や部屋の板は黒光りで、塵一つ落ちていない。

                        ホルン演奏

この山小屋の特徴の一つに、夏のクラシック・コンサートがあり、山好きの演奏家が楽器を担いで登り、ボランティアで演奏をしてくれる。
アルプスの他の山小屋でも同じように演奏がある。街で暮らしている以上に、文化的な生活が出来る。

    燕岳クラシックコンサート

懐かしい光景だ。私は疲れて居眠りしていることが多かったが・・・

                  2011年 元旦  6:57
今年も良い年でありますように。

・天使2011/01/12 14:59



最近の報道で、日本の自殺者が12年連続で3万人を超えたという、ショッキングな統計数字が発表された。
「天使様」になるか、「お星様」になり幸せになるならば良いのだが・・・。

月刊誌「Newton]によれば、我々の住む銀河系(太陽、月、地球、火星・・・)は一つではない。何千個もあると言う。だから太陽も何千個もあるのかもしれない。ましてや「お星様」となると果てしない。どの星に行ったら良いか、またしてもここで悩んで、再度自殺を考えるかもしれない。

日本と世界の自殺を調べてみた。
世界の国の統計・・・・・1.ベラルーシ 2.リトアニア 3.ロシア 4.カザフスタン 5.ハンガリー
           6.日本~
自殺率の上位10カ国中、7カ国が旧ソ連諸国である。要因としては体制移行の混乱が原因のようだ。なかでもロシアはアルコール中毒が深刻らしい。

注目すべきは、イスラム圏の国が、殆どゼロに近いことだ。イスラム教は堅く自殺を禁じており、盲目的に神の教えに従う信者は、自殺すると天国に行けないと信じるから自殺はしないそうだ。日本人はなぜ経済力もあり、先進国なのに自殺が多いのだ、と不思議がる。

日本国内の統計を見てみよう。
自殺の高い所は・・・・・・・1.秋田 2.青森 3.岩手 4.新潟 5.島根~
自殺の多いところは・・・・・1.東京 2.大阪 3.神奈川~

人数の多い大都市に集中しているが、となると圧倒的に東北となる。
要因は寒い、暗い、困窮等らしい。

日本では自殺者が3万人だが、自殺未遂者は自殺者の10倍以上、30万人以上となる。驚異的な数字だ。他にウツやいじめ、健康不安で悩んでいる予備軍を入れると大変な数字となるらしい。

自殺が多いのは、日本の文化・伝統・宗教感が原因とも云えるそうだ。切腹、殉死、心中、特攻など、名誉・美談とされてきた文化が問題だ。自殺を美化、容認しやすい文化である。

日本の宗教である神道、仏教は第三者的のようだ。積極的に踏み込んでいないのではと思われる。お坊さんが葬儀で念仏はあげるが、悩んでいる人にカウンセリングしたと言う話はあまり聞かない。

キリスト教もイスラム教も明確に自殺を禁じている。宗教感の違いがこれからの日本を左右するのかもしれない。

輪廻転生と言う言葉がある。自殺をすると決して極楽浄土には行けないと信じましよう。


・ジンジャ2011/01/28 04:47

ヨーロッパの西の果て、ポルトガルの旅をしてきた。
ワインが美味しい国だが、カフェに入るとジンジャと言う、さくらんぼのお酒があり食前酒として一般的だ。

 瓶を横に傾けて、下の写真のおちょこに入れてくれる。

 一杯一ドル(110円程度)だが甘い。飲み干すとチョコレートで出来たおちょこは食べるのだが、これまた甘い。女性向きの酒だろう。

 口直しにワインを白、赤と飲み比べる。ついでにビールも。旅に出ると昼も夜も酒ばかり飲んでいる。酒を求めて今年も放浪の旅は続く・・・。


・キヤノン2011/01/31 05:48

海外旅行をしていると、外国で評判の日本製品が良く目につく。
トヨタ、ソニー、パナソニック、キヤノン等だ。

トヨタの大きな看板と現地販売店を見ると、何故か安心する。
見知らぬ土地に旅をしていると不安が多い。困った時は日本人がいるかもしれないし、駆け込み寺になるかも・・・と勝手に思う。
日本大使館があるが、どうも敷居が高い。

外国人旅行者の殆どが、キヤノン製品を首にぶら下げている。
デジカメやカメラ分野では世界シエアが8年連続トップらしい。私が日本人と分かると、ぶら下げた自分のカメラを持ち上げて、親指や人差し指をかざして「NO1」とエールを送ってくれる。

この時、私はキヤノンの社長か開発技術者になったような錯覚に陥る。自分とは関係が無いのだが、鼻が高くなる。

キヤノンの社名の由来が面白い。以下、キヤノンのホームページを抜粋。
「カメラの最初の試作機は「KWANON(カンノン)」と名づけられました。この名前は、観音様の御慈悲にあやかり世界で最高のカメラを創る夢を実現したい、との願いを込めたものです。当時のマークには千手観音が描かれ、火焔をイメージしたKWANONの文字がデザインされていました。」

その後、「KWANON」が「Canon」になったそうだ。

似たような社名由来で、「ミロク情報サービス」という税務会計ソフトの大手会社がある。
ミロクは「弥勒菩薩」が由来と言う。

観音も弥勒菩薩も皆仏様である。
やはり神仏の名前がついた会社は強いのかも。その名に恥じない企業努力もしているのだろう。
ついエールを送りたくなるキヤノンである。