・ワイン ― 2024/11/07 09:52
ボジョレー・ヌーボー日本での解禁日は、11月15日。

フランスのブルゴーニュ地方南部、ボジョレー地区でその年に収穫されたぶどうで造る新酒のことで、「ヌーボー」は、フランス語で「新しい」を意味する。


上はボジョレーヌーボーのテーマパーク入り口 下がフランスのリヨンでのワイン試飲
輸入の国別ベストスリーは1位が日本。2位がアメリカ、3位にカナダが続く。 全輸出量の約半分は日本に輸出されている。
フランスでは、出荷を急ぐ造り手や商人が増え、発酵が完全に終わっていないワインが出回るようになった。日本人が何故か好んで求めることからそのような現象になったようだ。
フランス人では醸造中で、製造途中のワインを好んで飲む人は少ない。
日本はもともと、新米や初ガツオなど季節を感じ、旬の食材などを楽しんだり、珍重する習慣がある。
ボジョレー・ヌーヴォーも「秋の風物詩」として迎えられ、年々日本で定着してきたのだと考えられている。
なぜこのような現象が起きたのか? それは日本の商社の介在である。日本の商社はしたたかで巧みである。
例えば昔、発展途上中の韓国を旅した時、農村には日本商社の指導の下、農作物が大規模で作られていた。農薬の散布で表面の色が変わるほどであった。現地ガイドがつぶやいていた。こんなに農薬を使わなくても・・・ 印象的であった。
さらにもう一つ、マレーシアの事例。豊富な森林や畑が多い所にはげ山が目立ってきた。どうしたと聞くと、日本商社が森を伐採して果物や野菜のプランテーションをあちこちに作っているのです。この国の緑はどうなるのでしょうとガイドが心配顔。

マレーシアのプランテーション
多分このボジョレ・ヌーボの仕掛け人も商社であろう。
2017年11月 「栄光の3日間」というワインのお祭りがあり、フランス・ブルゴーニュのワイン街道を旅してワィンのイロハを学んできたことがある。

ブルゴーニュ地方、ブドウの収穫

小高い丘陵にブドウ畑が続く

一房に一粒でも規格外があると捨てられる
一番衝撃を受けたことがある。ブドウの品質を求めるあまり、
ロマネ・コンティが1本100万の値が付くこと。

1本100万円のロマネ・コンティ
ロマネコンティの畑の葡萄樹は、地下100mも根を下ろしているともいわれている。
さて今夜は美味しいワインでもいただくとしよう。
「フランスワイン街道紀行」参照→franswain.html (fc2.com)
コメント
_ T . S ― 2024/11/13 05:37
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。
懐かしく拝見しました。筆力最高でしたよ😃