・離婚 ― 2022/12/21 10:54
前回、「人間観察」と言うタイトルで書いたが、今回もその続きである。
題名は究極のネガティブ、「離婚」。
高齢者マンションでの、飲み仲間は多数いる。今回はその中の、7人グループのお話である。

何と7人の内、5人までが離婚経験者であった。話題の始まり火付け役は私からが多い。お酒がまわり、宴もたけなわになりかける頃、話を振っていくのだ。

メガネの似合うおばちゃん
ところで〇〇さん、生まれは何処なのと切り出し、簡単で話しやすい事柄から始めるのだ。この彼女は現在一人住まいなので多分離婚か、死に別れなのであろう。ここからは聞き上手に徹する。
彼女は酔いにつられてすらすらと話し始めた。
同郷の人に紹介されて結婚したが、3か月で別れてしまったという。彼が結婚3日後に家に帰ってこなくなった。多分別に女がいたんだと思うという。
松本清張作「ゼロの焦点」とあまりにも似ていた。
70才と言うが50才位にしか見えない。20代で結婚し50年も再婚もしなかったのは男性不信に陥ったようだ。今でも男性陣から声がかかり人気者だが振り向きもしない。惜しい・・・。

インテリおばちゃん
次はインテリおばちゃん。
なぜインテリなのかと言えば、若い頃一流商社のOLをしていたということからあだ名をつけた。
この人は、先のメガネのおばちゃんが離婚した話の後なので、「私もナノ・・・」
全員が「エエッ!」と話はスムーズに展開する。
実は最初の人と結婚し、3年経過しても子供が出来なかったのよ。
全員「ふう~ン!」 彼の親族からも攻められた結果 離婚。
そして2年後に再婚し、子供はできたわ。前の彼に原因があったのよ! と得意満面。全員「良かったね~」
彼女の部屋に行った時、異常に大きく立派な仏壇があった。そして遺影がこれまた大きい。よほど旦那様を愛していたのだろう。その遺影、何となくこちらを見て睨んでいるようであった。

イケメンおじさん
3人目はイケメンおじさん。とにかく遊び好きで活動的で素敵なおじさんである。女性陣からモテモテである。
40年ほど前に結婚した。その時彼女はキリスト教の信者だと言っていたと言う。事業をしていたこのおじさん、いくら稼いでも金がたまらない。ある時妻に問いただした。
するとエホバであった。子供を連れて宗教活動、寄付と言っては家計を圧迫する。ある時じっくり話し合った。
「俺と宗教、どちらを取る?」すると「宗教です」と言った。なぜだと言うと
「神様は見ている。サタン(悪魔)が貴方に憑(つ)いている」と言う。
こりゃだめだ! とあきらめ現在の奥様と再婚し、幸せになったという。
前の奥様は「神様」と仲良くしているらしい。

仲良し夫婦
80歳前半のこのご夫婦、とにかく仲が良い。いつもレストランで向かい合わせではなく、隣に座る。どこへ行くにも一緒。
だがこのお二人にもつらい過去があったそうだ。まだその辺の事には聞き及んではいない。いずれ・・・
ここへくる以前、同じマンションに居て、顔は見知っていたという。二人ともに旅行好きである。ある時カリブ海クルーズでばったり出会ったそうだ。
それから急速に親しくなり、人生を共にしてきたそうだ。
作家の橋田寿賀子さんも船旅が好きだから、そして私もカリブ海クルーズに参加していたので、何処かでお会いしていたかもしれない。
今年のクリスマスイブは偶然この人達が私の部屋に集まる。
いつもは手料理をふるまうのだが、この日は手抜きで高級寿司屋から出前である。

特上寿司

特性茶わん蒸し

クリスマス定番の「若鳥の半身揚げ」
後日談。
メガネのおばちゃんとインテリおばちゃんが、酒に酔いペラペラと喋りすぎたのは貴方のせいだ、貴方はサタンだとその後顔を合わす度に睨んでいる。
私たちばかり過去を言わせないで貴方も言いなさいよと言う。
ハイ、言います。次の機会に。。。
コメント
_ いつまでもの人 ― 2022/12/21 19:08
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離婚しても結婚できる が・・・
過去のことは過去のこと これからのことも これからのこと
そして 楽しく過ぎていく それが今でもあり今後でもあり
忘れられないことも 忘れてしまう時がきて
縁があったことさえ すべて忘れる日がそこにある