・凄い人!2019/01/15 15:07

2019年1月、新年会や遊びの会が目白押しでようやく一息ついた。
いろんな分野の人たちと交流をするのだが、若者よりも年配の方たちとの触れ合いやお話が面白い。今回はその中の幾人かを紹介したい。

最初にご途上いただくのは恩師である。今年は卒寿(90才)を迎える。
長い高校教師を終えた後、奥さんの仏前で経を読んでいると、ある日教え子の坊主に、下手な経をあげずに得度して坊主になれと言われ、一念発起して仏教の世界に。90才になる現在でも車の運転をしながら檀家を回っている。

この年寄り坊主(失礼!)、趣味の幅が広い。俳句や短歌、随筆も含めてクラブの代表をしている。囲碁はアマの高段者。麻雀もやる。山登りもアルピニストクラスで、沢登り、岩登り、海外遠征などなど。酒も強い。女性にも持てる。

近くに住む教え子が集まり、毎年説教を聞くのが楽しみである。私が質問「先生、卒寿おめでとうございます。ところで先生は何歳ぐらいまで生きられるとお思いですか?」恩師曰く「そうね、91才まででしょう」全員爆笑。ジョークもうまい。

90才には見えない恩師。教え子達より若い。
卒寿のお祝いに、生まれた1929年〇月〇日の一面新聞、その後10年毎の一面記事と裏面にはその年の出来事が印刷されたものをプレゼント。何よりの記念になると喜んでいただいた。凄い人である。

◎2人目。町内の麻雀大会、昨年に続き数十人の老若男女が集まる。手前みそだが私は連続第二位。昨年の一位は30代の若者で溌溂としていた。今年の第一位は近くの麻雀クラブの仲間で、私が付けたあだ名が「緋牡丹お竜姉さん」。魅力的である。
藤純子とまではいかないが、若い時はさぞ美人であったろうと男どもは外野でうるさい。私も何度か飲み会で一緒したが、ジッとみられるとドキッ!
このお竜さん、役満は上がるわ、ダントツで一位。このお竜さんの小指に触ると年甲斐もなく「うっとり!」 とにかく素敵で、凄い人。
何故「緋牡丹お竜」かというと、麻雀の打ち方が見事、勝負師そのものだ。
ほれぼれする勝負根性なので、ネーミングはすぐ決めた。男共は納得。

    動画 → 緋牡丹博徒(カラオケ)

◎3人目
同じく麻雀大会でのこの男性。野武士か古武士を思わせるようなご老体。
背筋は伸び、姿勢がとにかく良く、悠然としている。私のように無駄口はなく、しかし話を向けると適格に応じてくれる。麻雀の打ち方では私も早打ちの方だが、私より素早い。よほど頭が切れるようだ。私が話を向けた「切り方が早いですね~」応えた「下手な考え休むに似たり、いくら考えても同じじゃ!」テキパキ、気持ちの良い話しぶりである。
自動卓ではないので、手動で牌を積むのだが、その早いこと。計算も4人の中で一番早い。二年に渡りこの方と対戦したが、ほれぼれする雀士である。
85才であるという。週に一度雀荘に通うと言っていた。凄い人だ。

◎4人目
旅仲間の大先輩である。
先般亡くなった、兼高かおるさんと同じ151か国を世界旅行している御仁である。長くアメリカや海外で勤め、外国語は10カ国程度を話される。
趣味の絵はプロ並みである。上野美術館で個展を毎年、各地でも多彩な絵を披露されている。
85才とは思えない記憶力で、お話も上手である。毛利一族の凄い人である。
私のHPの掲示板にも一番投稿してくれる方でもある。


◎5人目
74才の庭師である。大手企業60才の定年後、アルバイトで始めた木々の剪定を楽しく修行し、その後セミプロの庭師になってしまった。オーストラリアに住む娘と孫を連れて雪国サッポロに連れて来たという。
孫の話になるともう夢中。娘の旦那は英国人で子供は二か国語を話す。
面白いのは小学低学年の男と女の子が喧嘩をする時は英語なんだと笑う。

名古屋に住んでおり、夏は暑くて仕事にならないが、部下20人を連れて飲み歩く現在が楽しくて最高という。剪定では30mもの高さだという。凄い人。

◎6人目 
高校球児のその後。今年70才の古希を迎える。
10年前の定年退職後、癌を患い、本人曰く死線をさまよったという。雑誌ニュートンを枕元に置き、死後の世界には宇宙のどこへ行こうかと考えていたようだ。奇跡的に快癒したが、その後も別な大きい手術を数回にわたり耐えて人生観が変わったという。
猛烈な読書家でもある。近くの図書館の70%の本は読破したようだ。その読書法は一字一字を読まない。ページを開いたらカメラで写真を撮るがごとく「パチッ」数秒である。
人生観が変わったこの人は二年前から草野球に没頭しだした。一番強いチームを選んだという。高校球児やノンプロ出身が多い。全国大会の常連だ。
仲間の制止も聞かず、懸命に練習に励み2年を終えて、今年3年目は投手を希望しているらしい。50年のブランクを気合で乗り切る凄い人である。
      この方のブログスノーマン見聞録

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