・フラリーマン2018/03/17 16:13

サラリーマン転じて、フラリーマンという造語が流行っている。

例のあの、安倍内閣が言うところの「働き方改革」。
長時間労働の是正、非正規雇用の処遇改善、賃金引上げ、生産性向上・・・

何とか、森友問題、加計学園問題、稲田変な大臣の南スーダン問題などから国民の目を転じようとしているが、国民はジ~ッと注目している。
阿部君 対 朝日新聞 さあ~どちらが勝つか。注目!

冒頭のフラリーマン。昔からあった。
残業はしたくない、さりとて家に帰れば女房・子供がうるさい、あの頃はよかった「会社の金で接待と言いながら、会社ぐるみで飲み歩けた。景気が良かったのだ」、麻雀、パチンコ、居酒屋通い・・・、仲間はたくさんいた。

しかし最近のサラリーマンは小遣いが不足しているようだ。しかも亭主の権威は弱まり家で居場所がない、会社での居場所もない、かといって飲み歩く仲間も少ない。麻雀、競馬など金がないからできない。飲み会も無くなった。


だから家にも帰らず、喫茶店やゲームセンター、家電量販店などのお金のあまりかからないところで時間をつぶしているという。フラフラするしかないのだ。

それを知ると女房は激高するそうだ。子育てや家の掃除位やりなさいよ!
キンキラ声が後ろから聞こえてきそうだ。

残業!
日本の社会からは消えない現象だ。

相当古い話で50年ほどさかのぼる。我が家の隣に公務員一家が住んでいた。
そこの子供とは友達だった。友達曰く、うちの親父は昼間は殆ど仕事をせずお茶ばかり飲んでいるようだが、就業時間が終わるとすぐ家に帰り、夕食後にまた出勤するんだ! 要するに残業代稼ぎなんだ。職場ぐるみでそのようにしているんだ。そうしないと翌年の予算が確保できないし、我が家の経済も困るらしいんだ。


さらに30年前、我が社の出来事。
順送りで、労働組合の役員をしていた時の事。仕事の部署によって残業手当があるところとない部署があった。
残業時間が100時間や150時間など当たり前の時代でもあった。それでこれは由々しき問題と経営側に詰め寄った。翌日、かなりの社員が組合役員に今度は詰め寄ってきた。残業手当は我々の既得権で家計の一部なのだ。余計なことをしないでくれ! というのだった。


時は変わって現代。残業はしてでも金は欲しい、金は欲しいが健康を損ねるがごとき長時間残業はしたくない、両極に分かれているようだ

残業をしないサラリーマンは幸せ! とも言えない様だ。そう、フラリーマンになるからだ。
会社にも居れない、家にもいたくない、さあ、何処へ行く。


この現象は定年後も続くのです。
家にばかりいると奥さんから邪魔者扱い、趣味もない、今更再就職やコミニティにも行きたくない。フラリーマンの悩みは続く・・・


そう一人寂しく公園のベンチへ。。。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
当ブログ管理人の、ハンドルネームを記して下さい。

コメント:

トラックバック